「春夏秋冬」 (連詩)/菜穂
 
「春夏秋冬」  菜穂&ペポパンプ作

(春) ペポパンプさん

雪どけの水が冷たく
花が咲き始める
まだ風は強く
一面黄色になる。

(夏) 菜穂

咲き誇る花々は
焼きつく日差しに焦がされて
時折さそう風に癒され
火照ったその葉を潤ませた

(秋) ペポパンプさん

時はいつしか実りの季節
多くの賜物が送られる。
辛い日々も楽しい時も
皆良き思い出になる。

(冬) 菜穂

雪雲が空を覆い
凍てつく風が吹き抜ける
心に残る温かな記憶は
巡りゆく季節の中で眠りについた


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