ブラボーだんだん/アラガイs
 
から見下ろせば、さすがにきれいに文字化された中庭の柘植
「落書きされたのは干物のかかし」
短めな二拍子の片足で
いつまでも目を閉じていたんだ…迷走に
…やがてクライマックスを迎えると、バイオリンの稜線は微かに響きあい
拡がる)))拍手の波は中心から円を描き
((打ち寄せて
あいつの姿も遠い彼方へと消えた
三拍子/第四楽章が始まろうとしている
瞼を開くと同時に、わたしは思わず立ち上がって叫んでいた
気恥ずかしさなど忘れてしまえばいい
四つ目の隣がいかり肩をすぼめ
山笠伏せたまま聴いていた 。









戻る   Point(1)