詩になじまない仲/木原東子
 
が何かしたいか、何を大事にしてるか
自由を与え合うには甘え過ぎ
家人同士のわがままけんか
理解するより、理解してくれと、ただそれだけの
おたがいに罪を問う
愛の誓いは嘘だった、体よく利用されたのだと

来る日も来る日も非難の嵐
相手の気持、そんなこた知るか
お前は人間だって、俺も人間だ

孤独ではない
手応えは充分ある
中傷誹謗で充実している
別居離婚て手もあるのに
こんな充実手放せない
自分以外を非難してもいいなんて

つき合ってあげるさ
夫が孤独を残されるか
妻は自由を勝ち取るか
しかし孤独に果てるか

その日まで

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