ゼリーならなんだ/ブロッコリーマン
 
世界がゼリーだ
わたしはゼリーじゃない
世界がゼリーだ

さんさんなな拍子のリズムで
みんなそうやって生きているなら
それはゼリーだ

帽子を被れ
わたしを視線からかくせ
見えないところに行くのだ

ふやけていくのだ
そうしてわたしはゼリーとひとつになって
世界と一緒になって
わたしも世界もゼリーだったということに還る

帽子を被れ
視線の波をかいくぐって走れ

なにもないのはいやだって言ってるじゃないか
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