いつもロックを/番田 
 
…確かに俺には言うほどにロックの知識が無かったのかもしれない
そんな思いが
今日も遠くに見えてきたヨットハーバーに浮かぶ
小型ボートが…
遠い国から出稼ぎにきたイスラム系の人を乗せて通りすぎていく
携帯では
サルコさんが 久しぶりに 何とも言えないタッチの詩を書いていた
セレモニ氏の
ロックに対しての考えをぼんやり考えながら
僕は…
待ちかねていた黄色いタクシーでぼんやりと運ばれていく
この辺りは
巷では とても治安が悪いから
地下鉄の駅を
探して歩くのは日本人にはとても危険だった
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