青いカーテン/あかり
 

そんな小さな ふしだらな棒で
あたしのこと 突き刺して

満足げに笑って
得意げに煙草ふかして

「俺の女になれ」 なんて。


左耳にピアスがなければ

クロムハーツが好きでなければ

その香水をつけてなければ

マフラー改造していなければ

部屋のカーテンが青でなければ

あんたがあの子の旦那でなければ



あたし、頷いていたんだけどね。




あんたのことなんて あたし 3秒で忘れられるから。



戻る   Point(2)