白紙の散乱/涙(ルイ)
私がこんなに弱虫だって知っても
どうかキライにならないでください
時々でかまわないので
何かの折にふっと 私のことを思い出してはくれませんか
そうしてくれることで
君の中に存在することが適うから
なんとか生きていくことができるから
白紙のままの手紙 ずっと見つめてる
言葉なんかじゃこの想いを
とてもうまく伝えられそうもないから
この散乱した想いのまま つめこんで
君に送ることにします
封を開けた君はきっと驚くでしょう
破り捨ててしまってもかまいません
あとは君にすべておまかせします
時計の針がもうすぐ
朝を告げようとしています
夏の夜明けは
いつだって早起き
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