チューニング/不老産兄弟
 
躁が終わりをつげにきた
どうやら僕を還してくれるようだ

ここにいなかったわけではない
無性に外に飛び出したかっただけ

硬直した足に血流はもどり
タラチネの音はやってくる

弛緩

弛緩

弛緩

澄んだ

音が

降りてくる

末端まで

もうすこし

うごかさなくて

いいよ

そのまま

おりていくよ

しずかに

おりて

いくよ

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