ふたりで/ゆえ
 


夕暮れがばら撒く痛みも
些細な光がもたらす明日も
孤独の身では掬いきれない
一人ぼっちの私の上では
何もかもが多すぎる

抱えきれないそれらを
隣で分けて支えるために
人は生きているのではないだろうか

そうして私は
あなたと出会ったのではないだろうか



戻る   Point(0)