薔薇 / 陽の当たる暗闇で/beebee
 



日焼けに火照った肌が大理石を求める
君の肌えを求める
つやつやした冷ややかさがぼくを貶める
こころが求めている君の冷たい瞳を凝視めながら
ズブリとナイフを刺す

その時ぼくのこころは赤く燃えているのか
それとも青く沈んでいるのか
手は痛みを求めているが
あやまって指の腹を切り裂いてそれは赤い血が

流れて 零れて 濡れて 泣いて
泣いて 泣いて 泣いて 咲いた

それはいつもの独りの
教室の隅のまどから
校庭が見える席の
陽射しが強くあたる隅の
教室の暗闇のこと




『暗闇』…もう1つの暗闇を(しつこいw)^^);
http://po-m.com/forum/i_doc.php?did=157041


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