薔薇 / 陽の当たる暗闇で/beebee

日焼けに火照った肌が大理石を求める
君の肌えを求める
つやつやした冷ややかさがぼくを貶める
こころが求めている君の冷たい瞳を凝視めながら
ズブリとナイフを刺す
その時ぼくのこころは赤く燃えているのか
それとも青く沈んでいるのか
手は痛みを求めているが
あやまって指の腹を切り裂いてそれは赤い血が
流れて 零れて 濡れて 泣いて
泣いて 泣いて 泣いて 咲いた
それはいつもの独りの
教室の隅のまどから
校庭が見える席の
陽射しが強くあたる隅の
教室の暗闇のこと
『暗闇』…もう1つの暗闇を(しつこいw)^^);
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