空遊海月/
村上 和
せられた
神様のコト
ねえ、
しなやか な
鼓動 が 聴こえる
きこえる
生きていたんだ ね
「楽しかったんだ、
ね。」
さみしい 砂浜
崩れか
けた
砂の、城
誰もいない月夜の海、に
聴こえている、のは
遠い
クジラの啼き声
と
寄せては返す
波音
と
すべての生命が眠るまで
紅く
セカイを
つつむ
子守唄
コドウが
聴コエル。
揺らり フワリ と。
}
戻る
編
削
Point
(4)