コクテール/アオゾラ誤爆
 
氷がとける
オレンジの海
マドラーに触れる
青い手つき
そこに月が沈むんだろうか
マークでいるのは疲れたと言って

からんと鳴る背徳の共鳴
しょうもないきっかけ
LEDの下品な光をグラスは映して
安っぽい話の続きを催促するみたいだ

名前のない夜がまたひとつめくれて
聞きなれているはずの旋律も
水滴のように落ちてくる

氷がとける
オレンジの海
マドラーに触れる
青い手つき
もぐってみないとわからないけれど
きみのまつげ
きっと濡れている


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