愛/桜 歩美
愛は注がれることを幸せと思って生きていると
必ず辛くなる
だけど
自らが注ぐのみで幸せと思って生きていると
とても心が安らぐ
子供は親から愛を注がれることを
決して催促しない
親は注いでくれるものと信じているからだ
絶対的な愛が僕には私には注がれているはずだ
そういう確信を持って日々育ってる
だから少しでも愛されていないと感じると
すぐに影響が出る
母は子供に愛を注ぐのみでいい
ただ一心不乱に愛を注ぐだけでいい
私には君が生きていてくれさえいればそれで幸せ
親子はそうでも
夫婦は違う
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