真っ白い、光/ズー
 
り、蛇口から一粒の水道水が落ちる。
水の匂いを吸い込んだ、たましいは、生前に消化され、腸内に留まっていた、消化物を、和式の便器に産み落として、いる、
くそだ、人間の、それも、僕の、体から、真っ白い、うんちが、出てきたら、どうしようか、って、
便器の、ぶつ、どうしようか、って、
乾いた、石のベンチから、立ち上がり、その石の、片方の、壊れかたが、さびしいです、って、
季節たちの、性癖が、さびしいです、って、
、いうより、真っ白い、なんて事、ないです。


と、ここまで、綴っていた詩句に、僕の、砂地の広場に、石のベンチに、祝日の、季節たちの、黒ずんだ、たましいの、たましいに、ゼラチン状の日差しが
付着していく、日に、

手を揺らしながら
そこから飛びたった いやに、真っ白い、光の君
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