ある日/番田 
 
私は見つめた
考えているとき 私は
私の体を世界全体として強く見た
きっと それは 見えない 感覚だ


異国に旅立とう いつも
伸ばしていく 私は この指先だ
語ろう 私のことを
今日も 部屋には 誰もいないけれど


私は窓の中に風景を見たのだ
それは きっと 夕暮れだ
遠ざかっていく 雲として歩かされた
夕暮れの私の世界の幻を




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