僕らの日常(=非日常)/虹村 凌
 
に生きればいいのに
一瞬の同一感に陶酔しながら目に涙を浮かべて手を合わせる馬鹿馬鹿しさ
日常になった非日常がもたらす「ハイ」はいつまで続くのか
僕たちは元々がクソッたれたジャンキーで
平和を求めたフリをしながら何時だって残虐非道な事件を待っている
悲しそうに(=嬉しそうに)喋りながらお互いの安全性を確認する
気違いだからやったんだとか何だとか
兎に角自分が当てはまらない理由を必死になって探しながら
自分は違うんだと証明したくて仕方が無い
そんな事は誰だってわかっている

そう思ってたけど別にそうじゃないらしい事に気付いたのは最近の話です
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