チャーリー/ズー
 
ー」
「待っていろよ」
「今夜中に向かう」
「だから、チャーリー」
「そこにいてくれ」
チャールズは
みぶり、てぶりの
チャールズの喜劇に
心から、息が
止まりそうでした。


私、チャーリーも
チャールズも嫌いです。
可愛らしいけど
ふざけていて、
どう、致しまして
とか、言いそうで
そういう事を
終幕に知らせると
私たちの革靴が
とんでもない暗闇の
歓声のなかで
腹を抱えて
よじれていった
チャーリーに
おける、
終幕にて
私たちの足が
さめていく

三つ隣の男が
立ち上がって
こう、叫んだ

「チャーリー!」
「ばんざい!」
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