ガロア群へようこそ/Giton
な三角形を描きぴかっと光ってはまた消えていた
光の図形の頂点でも新しい粒が誕生し光っていた
「あれは二項演算だ。+−×÷の4種類がある」
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よく見るとたしかに三角は4とおりに色分けされ
て光っていた三角が瞬くとその先に次の三角が瞬い
て沢山の三角形の光条が複雑に交錯し合い煌めい
ていた青年とぼくが立っている場所に床はないのに
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下に落ちる感覚も無かったそもそも上下がよく
分からないそして周りじゅうに光条が果てしなく
遠くまで入り乱れていたぼくがきょろきょろ
と見上げたり見下ろしたりしていると青年は
.
「この体(コルプス)はここから見ると4次元
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