錯乱/ヒヤシンス
 
、肉襞をかきわけながら子宮の奥まで突き刺す。泣きながら喘ぎ始める女に哀れさを感じ、穴が裂けそうになるほどペニスを出し入れする。
本能に従うとなぜか虚しさを覚える。
女の子宮の奥に思い切り射精し、ペニスを抜き、女を蹴りながら部屋から追い出す。
虚しくて虚しくてたまらない。
性欲など…。
頭が割れる。胸が苦しい。
薬を飲む。
生きる価値を見いださなくては、虚無感に支配され…、その後はどうなるかわからない。
俺が滅亡するが早いか、世界が滅亡するが早いか。
またくだらない思想にとり憑かれてしまった。
こんなもの詩ではない。
ゆっくり眠りたい。
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