青年ポエム/幸亜
 
僕にとっての暗いポエムは
少年期のマスターベーションのような衝動で

始める前の高揚感と 終わった後の暗い気持ちと罪悪感

暗さを避け 走るぬけるような衝撃を
暗い前髪に 風で切れ目が入るように

いつだって幻想は残酷なものだと悟っていた


自由の意味も知らずに 自由を求めて
無力に無力な場所で無駄な抵抗を繰り返す
まるで僕は 3流にもなれない
時代遅れな ROCK STAR

だけど僕はROCKにはならないよ

見失っていた愛情 形のない愛情
理屈では悟る事は 神すらできない

僕は愛されている だから生きている
傷心なんてもの どこにでも吹き飛んでしまいそうだ

億劫な世界でも 華やかに見えたりする
静かな街にも 嵐が吹き荒れる

そんな事関係なく 歩き回る

どこにでも

そんなポエム
そんな人生

新しい衝動と共に
少年の頃を想い出して 歳月の中を歩き出している


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