ギソク 孔雀転生の章/ハイドパーク
をKISSでふさいだ
息も歯茎もなにもかも臭かったが
愛しくて
愛しくて
舌を絡ませチュウチュウ吸い上げた
「君にとって置いてもらいたい。」
ミイラになった足の親指を出した
彼女はそれをティッシュにくるむと
「肌身離さず持っています。
死んで火葬される時も一緒やで。」
その心意気や良し
船の上から俺は
小さくなっていくばばあに
大きく手を振っていた
さよなら俺の伊豆の踊り子よ
(三重県だけど)
もう逢うこともない
あれから俺は
あっち系(人体改造系)雑誌の
読モから叩き上げ
初代「呪怨ボーイ」となり
カリスマに向って
それなりに順風満
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