一ヶ月ぶりの女/はだいろ
 
おかしなもので、
呼ぶ前から、この女はきっと、
がっかりするような女だろうな、と頭のどこかでわかるのに、
何かのひっかかりがあって、
呼んでみたら、
やっぱり今日のように、ハズレの女なのである。


風俗、やめようと願ったけれど、
このところの、
サラリーマン生活11年目の限界説に、
顔面も軽く神経痛で、
ストレスのやり場がない。
神様、ぼくはこころの弱い人間です。
あー遊ばなければ、顔面が歪む。
ような気がしたんです。
かみさま。


でも、
いったい、生きるということは。
生活するということは。
自分自身でいるということは。
どうゆうことなのか。
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