青空/ともちゃん9さい
 
若かったころひとりで
たいていひとりで

ひとりはひまなので
余計なことばかり気になって
寝転んで涙
耳に入ったまま起き上がって
肌がきれいな
童顔男子にひとめぼれ
それから

毎日
晴れていた

布団をほす
洗濯機をまわす
掃除機をかける
花を買う
たたみに寝ころがる
詩に書かない
代わりにカメラ
何枚でもカメラ
ぜんぶ青空がうつりこんでる

男子と夜
線路沿いをあるいた

今冴えているから
両思いをびりびり感じまくってる

今冴えているから
君の考えてることぜんぶわかってる



今冴えているから

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大事
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