因果/
アラガイs
っぽな脳みその赤い糸も
たとえ一族の誰かが滅び去ろうとも億万の細胞のどれかひとつはまた受け継がれながら
新しく生まれた誰かの血の絆はテレパシーの回路が直流から交流を目指してショートするようにその空の色を見上げては虚しくなる自分の脳を振り返るとき
それでも 目に見える世界は美しく 陽を浴びながら人類はみな兄弟のように支えあい繋がり幻想か現実の旅を零れては
ひとつまたひとつと絆の結晶は増やされてゆく のか
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