しずく の まどろみ/
砂木
はめこまれた
月 太陽
けれど 遠い所の土地だ
体でいけない場所だから
波おこして 乗るように
向かう
まわるカレンダーの
赤い丸は
ボタンになっていて
指先から舟になっていく続きを
唱える
なぜって もう 目が消えた
朝が消えた
朝陽の中に
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