それより/
雨へのダブリュー
何とか追いついたもので袖をふるなんてふとした呼吸がある落ちこみ隔て窪み凹み雨宿りする気なし縞模様の空は晴れている夜だ
君がわたる
私がある
前から踏んでいったステップが宙の階段を蹴着くとは
進行形の二冊の風にずれ重なる本の壇上
頂きに映えている草は見えている鼓動の雲と
大きくなる世界が大きくなる世界が
私を
私を
私は手探り恥ずかしがり覆うとする日かは 私はそこから吹く風かやそれから吹く風と
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