わたしはもう大丈夫じゃない/
さだあいか (サダアイカ (aika))
て眠る
どこまでも歩いてゆく君
そのわきを
わたしたちは車で通り過ぎる
砂埃に気をつけて
帰り道でまた君が歩いていて
くたびれ果てていたら
冷たいジュースでもごちそうするよ
もう歩けなくて
君が望むなら
赤ん坊のように
ベットまで運んだっていい病院の
おやすいごよう
そんな年月を進む
わたしはぜんぜん大丈夫じゃない
どこもかしこも
満ち満ちているから
安心しておやすみ
戻る
編
削
Point
(7)