わたしはもう大丈夫じゃない/さだあいか (サダアイカ (aika))
 
て眠る

どこまでも歩いてゆく君
そのわきを
わたしたちは車で通り過ぎる
砂埃に気をつけて
帰り道でまた君が歩いていて
くたびれ果てていたら
冷たいジュースでもごちそうするよ

もう歩けなくて
君が望むなら
赤ん坊のように
ベットまで運んだっていい病院の
おやすいごよう
そんな年月を進む

わたしはぜんぜん大丈夫じゃない
どこもかしこも
満ち満ちているから
安心しておやすみ


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