仔猫の気持ち/藤鈴呼
いちずにいきて ろとうにまよわず はをみがき
にぎりこぶしは ほかしたままで へりくつをのみ
とかいにうもれ ちのでるおもいで りろんぶそう
ぬるいといわれた るーつをたどる をんなひとりたび
わたしそんしてる かわいたのどから よかぜにはなつ
たくさんの れんあいじまんと そつないみのこなし
つながるは ねんばかり なくてはならぬ らくなくらし
むこうがわは うつくしいもの ゐちずで のびやかに
おくてでひっそりと くやしがる やっとつかまえた
まけいぬなんてよばせない けっこんを ふみしめて
これであたしも えがおばかりの ていたらくだと
あさになって
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