雨の日の女/はだいろ
美少女を抱いて、
時間が余ったから、
雨の音をきいた。
このごろは、
フェラはぜんぜんきもちよくなくて、
乳首を舐めさせながら、
手コキをされると、
すぐにイってしまうようになった。
今日のような、抜群の美少女だと、
もう、
あれ?っていうまに終わってしまって、
時間が大量に余り、
仕方がないので、
いっしょに添い寝する。
それにしても、
今週は、ぜんぶ外れだった。
美少女でも、あんなに愛想がなくて、
会話もする気がなく、
キスもできないなら、
ぼくはちっとも満足できない。
ああ、
キスがしたい。
思うぞんぶん、ディープキスがしたい。
ある地方都市に、
ディープキス専門店がある。
ぼくは、日本一の名店だと思っている。
ああ、
あの店に行きたい。
ぼくは、
キスがしたい。
あの地方都市が、ぼくのラスベガスだ。
失敗の後のビールは苦い。
そして詩も苦い。
ああ、
来週には、41歳になるのに。
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