デート/投稿者
して、
「おろしや国酔夢譚」に、
タケカワユキヒデが、聖人として登場して、
キャラメルマン7号を倒し、
荒れ果てた国土に恵みをもたらす、
といった辺りで、食事が終わった。
なので、
適当にハッピーエンドにして、
店を出る。
二人して、
ぷらぷらと街を歩く。
君はまた不意に、
「最近、漢和辞典を読むのですが」
と言う。
僕はまた小さくスパークする。
君は続ける。
「一、二、三、までは許せるんですが」
「え、なんですか?」
「画数ですよ、画数」
「ああ、はい…」
「四が五画で、五が四画というのが、どうしても許せないのです」
「それは……」
「ねえ、お
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