大嫌い/ala
 
騙されても構わない

そう思ったのは自分だった



でも口にしたのはアナタで

私はまるで愛情のない人形のよう



アナタは私からの愛を望まず

自分だけが注ぐばかり



私の唇を塞いで毎晩囁く



『憎むと良い、それでも愛しているよ』



そう言って綺麗に笑うから

私は瞳に映る自分を眺めて

指先に噛みつくのだ



『大嫌い』
(私の愛を信じないアナタなんか)



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