ケアハウス/森の猫
 
眠剤も飲まずに眠ったのに
長い長い 夢をみた・・・


相方は 退職金を元手に
車椅子を使う人たちのケアハウスを
自宅兼ねて建てることにした

定員は肢体障害者1級の息子も含め 
4名のみのちいさな ちいさな規模だ

なんとか 3名定員を満たして
ケアハウスは完成した

中には 遠く高速を飛ばして
来て下さる方もいて

月額もかなりなのに
皆 お金は持っていても
障害者の介護に悩んでいる
人たちだ

そこは お金にシビアな相方
肝心な所で 妥協を入れて
車椅子対応なのに
エレベーターを付けるはずが

なんとも急斜なスロープになっていた
電動車
[次のページ]
戻る   Point(1)