*おほしさま/藤鈴呼
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君と過ごした 街を越えて
君の住む 場所へと向かう
君と暮らした 部屋を抜けて
君の待ってる 部屋の扉を
思い切り 叩く。
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僕は 約束は しないけれども
必ずや 君の元へと 行くってコト
読めやしないだろう 君は
付き合いが 短すぎたね
サヨナラしに 会えるのならば
ずっと このままでの こずるい選択
ぼやけたままの 杏の 朱の実
成り上がるまでの 短か過ぎる時間
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あの日 君を 追い駆けていた様に
君にも 追い駆けられたなら 良かった。
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もっと 深かったのよ ほんとうは。
お空の おほしさまが 隠してしまったの。
もう 会わないって 決めたから。
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