休息/
かんな
ページをめくって下さい
わたしとあなたで書いた記憶片
その中の詩篇の一行にわたしはうずくまり
うなだれた孤独と対峙をする
生きることは広がることであると知っていて
あなたはこころの深部に釘をさしこむ
感性はどこもかしこも荒く波をうって
かろうじて出来た波紋が外部と繋がっている
どうか白紙のページをめくって
握りしめたペンを放って浅い眠りに就きたい
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