アメリカンウェイオブライフ/
真島正人
背中から
とんでもない
声
が
聴こえる
この
声
俺にしか聞こえず
俺は
それ
を引きずる
木を削り
砂を
整え
それでようやく
文字を書くのか
版画のような指で
重なりあい
かなぎり声
は押し殺したままで
皮膚全部が
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