身代わり/森の猫
 
しカラダが
あたたまった だけ

”ずいぶん 細くなったね”

くびれのできた あたしの
身体をみて、目を細める

”がんで 食べられなかったから”

嘘をつく
ホントはキミに会えない
切なさからだ・・・

”あたし 死んでもいいと
思っていた。父に呼ばれたと。
だから・・・”

寂しさから、涙が出る、
嘘とホントの狭間・・・

”愛しているよ 今も”

あたしを抱きしめる

えっ??!!
ずっと 見放されていると
思ってきたのに・・・

嘘が本音を吐かせた

あたしのカラダは冷たくなり
アタマの中は
くるくる キミのことが
めぐっていた
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