薄羽蜉蝣/
ベルヤ
たれるみずおと
ながれるあか
おまえだれ
おこらせようとしてもむださ
ぼくはいかりをもたない
いきをしない
ことりのかさかさ
てんへまう
あかのつぶつけて
ぼくさ
けいさんしきのなか
くみこまれた
もうはじまっている
とめられない
せきたてるどみのだおし
みちしおのうみ
のみこんでおくれ
かえすよ
いろを
ぼくにはいらないから
なにも
いらないから
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