占い/ブロッコリーマン
 
味がない
そもそも占いなんて、先入観を植え付けているだけだ
後知恵とか、そういった類の迷信だ

とかそんなことを書き綴っていることが
悲しくて惨めな出来事だっていうのを決定付けてしまっている

あれはもう2年も前のことじゃないか
彼女だって、もう何も感じていないはずだ

雨降りの音に混じってロータリーを通る車の音がする
いつのまにここまできたんだろう

彼女の影などもうここにはないけど
それは僕の心を染め上げてしまった

ああ、僕はたくさんのことを言い残した
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