ガレージセール/森の猫
 
いだ

世間のうわさは
ウソだった

パジャマの襟元から
きらめくような
胸がのぞく


翌日
どこから聞いてきたのか
たくさんの人たちが
集まり

バラバラとセール品たちは
売れていく

おそらく 値もつけられないような
品々が
ドル冊数枚で
買われていく

マイケルは上機嫌で
納屋の中で
軽い ダンスを披露し
あたしたちを
楽しませてくれた

その日の夕方
ほとんど 空になった
トレーラーに乗り

帰っていった
輝くような 笑顔で
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