デリケートな惑星/
 


夜遅く 家に帰る
澄んだ夜空 揺れる花々
風を切って 月に話しかける
猫が鳴いてる部屋に着く

鍵を開ける カチャリと響いた
隣の部屋にも 上下の住人にも
わかるくらいに静かに響いた
僕の帰宅が響き渡った

だけど 誰も居ない
もう慣れたよ 真っ暗な部屋のお出迎え
手探りで明かりのスイッチを探すのも
つまづかないようにそっと忍び足で歩くのも




目が覚めると
朝日がやけにまぶしいんだ
カーテンからのぞく空
色んなものに遮られて
ここからじゃ 切り取られたように
うまく見えないな

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