ながれる世界をのめばいい/あぐり
てわたし、
蛇口ひねる
ちらちらとまたたくひかり
きら きら と。
星達は死んでくんだってね
今日だっておんなじように誰かが燃えてる
それがわたしの背中をまた潤して
それに罪悪感おぼえるのは偽善だよ
そんなこと言ってるなんて、
生きる偏差値30も無いんじゃないの、きみ。
排水口から溢れ出す
もっともっと蛇口ひねる
流れきらないものはぜんぶ
ねだる子供らにやるよ
いいこはなんにも言わない黙ったまんまで
それだからわたしはなんだか苦しくなるからまた
小さく小さく溺れようとしてる
産まれたい産まれたいってまだ
死んでもない癖に、って
排水口から溢れ出す
はやく溺れろ。
はやく流れて、
そうしてそうして明日の真ん中で海になればいい
いいこ、いいこ
夢を見ないようにおやすみって言って。
今夜もずっとあらいつづけて眠れば
少しは綺麗になれるかな、わたし。
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