修正項目/
 
上手く隠したつもりだったのに
見透かされていたと気付いたときの
戸惑いといったら
恥ずかしさで掘った穴にめり込むほどだ

浮かれてハイテンションな足取りで
酔い潰れる寸前のように
誰の言葉も受け付けないほど馬鹿笑いを続ける

勢いに乗ってぐあーっと叫ぶ
熊だか虎だか
取りあえず恥を掻き消す為の威嚇をしてみても
握り締めるこぶしのように
胸の奥はきゅうっと縛られたまま

何時だって
僕らは恥を隠し通すのに一生懸命で
心模様を映し出す視線なんか
これっぽっちも合わせられない
一人で叫んで
一人で揺れて
一人でもがいてばかりだ



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