おわりのはじまりの歌/tutty
れた要約された暗示 肉の種を君の体に
それで僕が自分の血を全部飲み干して、二年かそれとも十二年か先に皿に盛った果実を用意して、テーブルの上から飛び降りる
未だに誰ものぞいたことのない、誰にも暴かれたことがない、太陽の真ん中の光が生まれる場所を手のひらに包むんだ
全ての前に、鳥だとか金魚だとかリンゴだとか涙だとか、玉子だとかまな板だとかザクロだとか波だとか、その総てが地面に落ちてしぶきになる前に
僕の死んだ後、下半身はサーカスにくれてやれ上半身は花畑に埋めてやれ
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