小説をかいていると、原子力発電所がうらやましい/パラソル
 
家から外に出ていったときに、UFOが
いかにもブリキで作ったような感じでとびだした。
だからそれをみて僕は小説をかこうとしたんだ。
題名は浮かばなかったけど、「スイスイととびだした。僕のこころは」
という書きだしはすぐに頭からひねり出てきた。

テレビ番組で、タレントがギャアギャアとさわいでいるのをながめながら
小説をかいていると、ブラウン管はとても青く光っているように感じる。
あふれ出す電磁波の色が 僕の目を失明させようとする。
だから、めがねをかけていなくとも
常に青いフィルターがかかっているようだ。
それは、曇り空を見ながらでも 青空が見える方法だ。

自分の書いた
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