/唐草フウ
 
いつだって
哀しみからもれてくるだろう
一輪のやわらぎを
あたえたくて
それがどんなものか言えなくて
わたしのくちびるは
ことばをなくしていても
温度はあって

空から
ひかりがこぼれて
降ってくるよ
だれも たすけられない わたし
なのになぜだろう
あたたかさに任せているこの体に
そして伝えたいと沸くこころに
ほらね またおもっている
厚着してるかなとか

あなたが必要
いないと、さみしい

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