あなたの声/森の猫
 
優しかった

しずかで
少し はにかんだ声

あたしは なにを話したか
覚えていない

それほど
どきどきしてた

数分の出来事
でも あたしには永遠

帰ってしまう
あなたを追って
走った

風のように・・・
のろまのあたしが

そして名前を呼んだ

「また会えるね」

あのひとは言った

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