2009/10/19/鎖骨
空想が先行する
光速で潜行する
瞬間、閃光が起こって
頭から爪先までぼくが乗っ取られてしまう
やめてよね、誰かとの約束を蒸し返すのは
千項にも及ぶ不可侵条約
{引用=互いを、隔てている
かつては存在しなかった朽木色の橋
(顔がよく見える距離なのにあっちへはたどり着けない)
その向こうから、きみが
ぼくと造りの似かよっていた頃の笑顔で投げつけてくる白色のペイントボール
力一杯に 胸一杯に ぼくを 否定するオーバースローイング
灰色く薄汚れたぼくを忌避する気持ちをまったく隠さずに
とても分かりやすくて好きです変わらず
あいしていますあなたのそう
[次のページ]
戻る 編 削 Point(1)