道化/◇◆◇◆の秋/月乃助
 
な道化のまとわりつく、
それは、賢きものか、愚かなものか ◇◆◇◆
秋の導きの、

でも、なんだというのか、黄色に色づくあの樹たちの悲しさ。
それでは、あのものたちは夏を楽しみはならなかったと。
いいえ、浅緑の葉はどれも神々しいほどに、輝いていたもの
それならばなぜに悲しむというのです、
だから、今はそれが一枚一枚とその命を削るように落ちていく。
されど、あのものたちは夏を、我らをも楽しませてくれた、
そう、それは確かに、本当に幸せをわけてくれた。


どの木もそ知らぬ顔は、
じっと耳をすます  □■□■
幕間をまつ黄の出で立ち

{引用=ならば、枯れ落ちた
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