願い、想う。/aokage
たとしても、
それを整理する術は私にはなくて。
混沌として狂ってしまうのだろうなと、
心のどこかで感じている。
でも、
私の中にはソレ等のカケラがあって、
キラキラと輝いているんだな。
たまには花の様に可憐にほころび、
たまには蝶の様にひらひらと舞い、
たまには蜘蛛の様に幾何学の巣で餌を待ち、
たまには鳥の様に愛をさえずり、
たまには蝸牛の様にのろのろと地を這い、
たまには魚の様に水中を優雅に泳ぎ、
たまには貝の様にもの言わず横たわり、
たまには硝子の様に透きとおった音を奏で、
たまには大樹の様に天へ
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