私の喧嘩上等/智哉
今回も私は何も言えず
胸に全てをしまい込む
頭の中で一人ブレスト開始
あの時のあなたの行動が悪い
でも私の可愛げない発言も、もしかしたら
素直になりたいけど素直になれない
そんな関係ならいっそ、別れてしまえば…
『帰る』こんな気持ちで一緒に居たくない
『なんで？』なんて、素直に答えられるわけない
『あの時あなたが悪いんじゃん！』
思わず大きな声を出したら涙が一緒にこぼれた
泣きたいわけじゃないのに
唇を噛み締めて拳で膝を叩く
ついにあなたが抱き締めてくれる
でもわざと駄々をこねてあなたの胸を叩く
重ねてくれた唇を強く噛む
鉄の味が少しした
これでやっと『ごめん』って言える
『チョコレートが食べたい』
仲直りの合図を口にしたら、あなたが笑って頷いた
こうやって仲直りできるなら、喧嘩もたまには上等じゃん
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